この記事では、大阪難波から近鉄名古屋までを結ぶ近鉄特急のひのとりの紹介をしていきたいと思います。
このひのとりにはひのとり特別料金というものがあり、普通の特急よりも少しだけ料金が高くなっています。
その分、ひのとりは大変快適で、とても過ごしやすい空間となっています。少しだけ料金が高くなっていると言いましたが、大阪難波から名古屋までのひのとり特別料金(レギュラー車両)は200円となっていてあまり値段的には変わりません。プレミアム車両もありますが、レギュラー車両で十分なほど快適です。
名阪間の移動を快適に過ごしたい人は乗ってみてはいかがでしょうか。
岡山から出雲市までを結んでいる特急やくも
特急やくも号は、1972年3月22日に運行を開始しました。
運行開始当初の使用車両はキハ181系気動車で、運行範囲は、岡山駅から益田駅まででした。
なぜ気動車で運転されていたかというと、当時は特急やくも号が通る山陰線の電化がされていなかったからです。
しかし、1982年に、山陰線の伯耆大山駅〜現在の西出雲駅までの間が電化されたために、381系電車での運転となりました。
それと同時に、益田駅発着の列車は廃止されました。
1994年から、特急やくも号のうち、速達タイプの列車の種別を特急スーパーやくもに変更しましたが、2006年には、すべての列車が特急やくも号に統一されました。
現在でも381系電車によって運転されており、本州で最後の国鉄型特急車両で運転されている定期列車となっています。
そんな特急やくも号の主な停車駅は、岡山、倉敷、備中高梁、新見、米子、安来、松江、出雲市です。
上記の他にも、総社、生山、根雨、伯耆大山、玉造温泉、宍道駅にも停車する列車も存在します。
車内設備は、グリーン車、指定席、自由席があります。
また、現在、特急やくも50周年記念で、特急やくもで使用される381系の1編成を、懐かしの国鉄色に塗り替えて運行しています。
8号、9号、24号、25号は、国鉄色で運転される(定期検査などで運行されない日もあるので、事前に運用を調べて乗った方が良いです)ので、是非乗ってみてください!


左は国鉄色に塗り替えられた381系で右は一般的なやくもです。
この381系には、自然振り子装置というものがついており、カーブを走行する際の遠心力を利用して、車両を傾けることによって、カーブを高速で走行できます。しかし、自然振り子装置なので、振り遅れや、振り戻しといった事態もよく発生します。そのために、車内はとても揺れやすいです。なので、乗り物酔いをよくされる方は、注意してください。
車内には、エチケット袋も用意されています。
381系は、2024年には、乗り心地などを改善した、新型車両273系によって置き換えられ、引退してしまうので、出雲への旅行へ行く際には、最後の国鉄型特急で旅の思い出を作ってみてはいかがでしょうか?
京都駅から山陰方面へと向かう特急列車
今日は京都から福知山方面へ向かう特急列車について紹介します。
京都駅から嵯峨野山陰線を通る特急列車は3種類あります。
今回はその3種類の特急列車について紹介します。
まずは、特急きのさき号です。
特急きのさき号は、京都から福知山、豊岡、城崎温泉方面を結ぶ特急列車です。1996年に嵯峨野山陰線園部駅〜福知山駅間が電化され、京都〜城崎間で運転を開始しました。
車内設備は、グリーン車と指定席で、自由席は2022年のダイヤ改正で廃止されています。
使用車両は、前に紹介した特急こうのとり号と同じ、287系と289系です。
停車駅は、京都、二条、亀岡、園部、日吉、綾部、福知山、和田山、八鹿、江原、豊岡、城崎温泉です。
京都から城崎方面へ向かう場合は、特急きのさき号に乗車してみてください!
つづいて、特急はしだて号です。
特急はしだては、京都〜福知山まで嵯峨野山陰線を通り、福知山から京都丹後鉄道に入り、宮津、天橋立、久美浜、豊岡方面を結ぶ特急列車です。
1996年から183系電車によって、京都〜天橋立間で運転を開始し、2011年から、京都丹後鉄道所有のKTR8000形気動車が編入され、天橋立から先、豊岡まで乗り入れるようになりました。
停車駅は、京都、二条、亀岡、園部、日吉、綾部、福知山、大江、宮津、天橋立、与謝野、京丹後大宮、峰山、網野、夕日ヶ浦木津温泉、久美浜、豊岡です。
久美浜〜豊岡間は、快速列車として運転されます。
使用車両は、天橋立駅発着の列車は287系、または289系、久美浜、豊岡発着の列車は天橋立以西が非電化区間なので、KTR8000形気動車で運転されます。
車内設備は、287系、289系はグリーン車、指定席で、KTR8000形で運転される際は、指定席のみとなっています。
一部列車は、福知山まで特急きのさき号、綾部まで特急まいづる号と連結して走ることもあります。
京都方面から天橋立、久美浜方面へ行かれる際には特急はしだて号が便利です。
(福知山駅で大阪方面からの特急こうのとり号と連絡を取ることもあります)
最後に、特急まいづる号の紹介です。
特急まいづる号は、京都から綾部まで嵯峨野山陰線を走行した後、舞鶴線に入り、東舞鶴までを結ぶ特急列車です。
1999年に運行が開始され、2003年からの多客期には、1本だけ小浜線まで乗り入れ、小浜駅まで運転が行われていましたが、現在は行われていません。
現在は、東舞鶴駅で小浜線普通列車と接続を取り、利便性をカバーしています。
停車駅は、京都、二条、亀岡、園部、日吉、綾部、西舞鶴、東舞鶴です。
使用車両は、287系、またはKTR8000形です。
車内設備は、287形の場合は、グリーン車と指定席で、KTR8000形の場合は、指定席のみとなっています。
途中の綾部駅までは、287系の場合は287系か289系の特急はしだて号orきのさき号、KTR8000形の場合はKTR8000形の特急はしだて号と連結して運転します。
舞鶴方面へ行く際には特急まいづる号をご利用ください!
大阪から主に鳥取までを結ぶ特急はまかぜの紹介
特急はまかぜは、大阪から姫路に向かい、播但線を経由して城崎、香住、浜坂、鳥取方面へ向かう特急列車です。
列車名の由来は、1955年に国の特別天然記念物に指定された鳥取砂丘に吹きつける浜風から取られています。
使用車両は、JR西日本所有のキハ189系気動車で、車内設備は指定席のみとなっており、自由席、グリーン車の設定はありません。
普段は3両編成で運転されていますが、多客期には、もう1編成を連結し、6両編成で運転されます。
1日3往復が設定されており、1号は浜坂行き、3号は香住行き、5号は鳥取行きになっていて、鳥取方面からは、2号は鳥取発、4号は浜坂発、6号は香住発となっています。
停車駅は、大阪方面から、大阪、三ノ宮、神戸、明石、姫路、福崎、寺前、生野、和田山、八鹿、江原、豊岡、城崎温泉、竹野、香住、浜坂、岩美、鳥取です。
一部の列車が上記のほかに、西明石、加古川、竹田にも停車することがあります。
また、冬のカニが旬の時期には、臨時の特急カニカニはまかぜ号が、大阪駅〜浜坂駅間で1往復運転されます。
カニカニはまかぜ号の停車駅は、大阪、三ノ宮、神戸、明石、加古川、姫路、福崎、寺前、和田山、豊岡、城崎温泉、竹野、佐津、香住、浜坂です。
鳥取に行く際には、特急スーパーはくと号がおすすめですが、香住などへ行く際には、特急はまかぜ号がおすすめです。
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山陰、香住方面へ旅行する際には、是非、特急はまかぜ号を利用してみてください!
特急こうのとりの紹介
特急こうのとり号は、新大阪から福知山、豊岡、城崎温泉方面を結ぶ特急列車です。
特急こうのとり号の前身は、国鉄時代から大阪〜城崎間運転されてきた、特急北近畿号で、2011年に、福知山線を経由する特急列車は(この他にも特急文殊、タンゴエクスプローラーなど)、すべて特急こうのとり号に統一されました。


一時期、タンゴエクスプローラー廃止後の需要を考慮し、ゴールデンウィーク、お盆、年末年始には、福知山から京都丹後鉄道に入り、天橋立まで延長運転されていましたが、今は行われていません。
使用車両は、2011年に登場した287系、特急しらさぎ号に使用されていた683系を改造し、2015年に登場した289系が使用されています。
以前、2013年まで、183系、2015年まで381系が使用されていました。
座席の設備は、グリーン車、指定席があり、自由席は、2022年のダイヤ改正で廃止されました。
主な停車駅は、新大阪、大阪、尼崎、宝塚、三田、篠山口、柏原、福知山、和田山、八鹿、江原、豊岡、城崎温泉です。
上記のほか、西宮名塩、新三田、相野、谷川、黒井にも止まる列車もあります。
大阪方面から、福知山、城崎方面へ旅行される際には、是非特急こうのとり号を利用してみてください!
青春18きっぷの利用方法
お得にJRの普通・快速列車で移動する方法があります。それは、青春18きっぷを利用することです。
今回はその青春18きっぷの使い方について紹介していきます。
期間
この青春18きっぷなんですが、期間があります。期間はそれぞれ、
春季用 2022年3月1日(火)から2022年4月10日(日)まで。夏季用 2022年7月20日(水)から2022年9月10日(土)まで。冬季用 2022年12月10日(土)から2023年1月10日(火)まで。となっています。
値段は季節によって変わらず、12050円で5回まで利用が可能になっています。一名だけではなく、グループで一人一回分として利用することができます。
利用できる範囲
この切符を使うとJR全線の普通(快速)列車とBRT、JR宮島フェリーに一日乗車することができます。駅の外に出ることもでき、グリーン料金を払えば普通列車のグリーン車やホームライナーに乗車できます。
ですが注意点としてJR線と直通運転している路線はご利用できません。
購入方法
緑の券売機のお得な切符から購入が可能です。わからなかったら窓口でも大丈夫です。